首の重要性
首には、筋肉と神経が複雑に入り組み、そこに、脳に栄養を送る太い血管が通り、神経や血管が集中しています。首の筋肉に異常なコリが発生すると、自律神経に悪影響が出て様々な不定愁訴が発生します。
そして、最近増え続けているストレートネック(スマホ首)が首コリの原因だと思われます。
仕事はもちろん家事にしても、下を向かなくては出来ないことがたくさんあります。
尚且つ近年ではスマホの出現が、ストレートネックの増加に拍車をかけています。
首のケアは健康維持のために、いちばん重要だと考えられます。
ストレートネックとは
皆さんは頭の重さを意識したことがありますか?
頭ってとても重いんです。女性で4〜5kg、男性で5kg〜6kgと言われています。
その重い頭を支えている首が少し後ろに反っていると、首がクッションになって重い頭を支えることができます。
ところが、下を向く時間が長い方やムチウチ経験のある方は首が真っ直ぐになりやすくなっています。真っ直ぐになった首を「ストレートネック」と言います。
えっ?真っ直ぐっていいんじゃない、と思われる方もいるかもしれませんが「真っ直ぐな首は頭の重さを支えきれなくなるのです。」
首には重要な血管や神経が集中しています。頭の重さでそれらが圧迫されることで体に様々な不都合が起きてきます。尚且つ、姿勢の歪みや腰痛、ひざ痛の原因にもなってきます。
不定愁訴とストレートネック
不定愁訴とは倦怠感、頭痛、微熱感、不眠などの名に何となく体調が悪いとの自覚症状があるものの、検査をしても原因となる病気がわからない状態をいいます。
他にも、のぼせ、耳鳴り、動悸、冷え、腹痛、下痢などの自覚症状を訴える例が多く、他人にはわからない辛さや不快感があります。更年期に起こりやすことから更年期障害や自律神経失調症と診断されることもあります。
結局は痛み止めなど、“その場しのぎ”の治療をされているのが現状です。薬をやめればすぐに再発する、症状は一向に改善されません。
不定愁訴でお悩みの方は、一度ストレートネックを疑ってみて下さい。
頚椎に極端に頭の重みがかかることで、副交感神経が圧迫され自律神経のバランスが崩れる場合があります。
ストレートネックが解消されると、案外あっさりと症状が改善される事があります。